マシーネンクリーガーが大好き!
ようこそ マシーネンクリーガーワールド!
いきなりですが、ワタシはマシーネンクリーガーが大好きです!
この記事を訪れた方の中にはきっとマシーネンクリーガーの情報を探しているビギナーの方や興味があるといった方がいらっしゃると思います。
今回はそういった入門者・初心者の方向けに、マシーネンクリーガーの情報や楽しみ方をお伝えします。
みんなでマシーネンクリーガーを楽しもう!
マシーネンクリーガーの呼び方
さて、マシーネンクリーガーですが、Wikipediaのマシーネンクリーガーの項を見ますと
『マシーネンクリーガー』(Maschinen Krieger ZbV3000:マシーネンクリーガー ゼットビーブイ さんぜん)は、SFイラストレーターの横山宏による雑誌の連載企画及び、その登場メカのプラモデル。『Ma.K.』と略記されることが多い。元々のシリーズ名は『S.F.3.D ORIGINAL』であったが後述する事情で、その名称を一時使えなくなったため、新たにマシーネンクリーガーの名称が与えられたものである。
引用:Wikipedia「マシーネンクリーガー」
シリーズの正式名称は
「Maschinen Krieger ZbV3000」
(マシーネンクリーガー ゼットビーブイ さんぜん)
※ちなみにZbvはドイツ語で「特別の任務を帯びた」を意味する zur besonderen Verwendung の頭文字で、ブランデンブルク部隊やドイツ空軍に実例が見られる。通常は“z. b. V.”ないし“zbV”と表記する。ホビージャパンで連載されていた『カンプグルッペZbv』小林源文氏の漫画作品も関係あったのかもしれませんが、一般名詞なのでなんともいえないところですね。
ファンの間では縮めて読むことが多く「マシーネン」と呼ぶことが多いです。
それからWikipediaにも出てくる「Ma.K.」という表記の方は「マック」という発音で呼ばれることが多いです。
英語圏だとスペル的には「マック」よりも「マーケイ」と呼ぶ方が自然なようです。
で、何が言いたいかといいますと呼び名や表記が違うけど全部同じものを指してるから安心してねということなんです。
マシーネンを始めたばかりの頃のワタシは前身の「S.F.3.D ORIGINAL」も含めてマシーネン(クリーガー)もMa.K.も同じものなのか?違うのか?
その辺がよくわからなくて悶々としてたんですね。
要約しますと
↓ みんな同じシリーズ ↓
・Maschinen Krieger ZbV3000
・マシーネンクリーガー
・Ma.K.
・マシーネン
・SF3D(ちょっと拡大解釈?)
ということです。
更にロボットバトルVとか出てくるともう何がなんだか…
ですが、同じ横山先生のデザインですからファンとしてはオールOKなんです。
で、さらに上級者(?)になると呼び方ではなく、語尾に「ましーねん」を付けて「お願いましーねん」とか「いいねん」みたいなネットスラング的な使い方も出てきますね。
呼び方が違うけど同じもの
マシーネンクリーガー基本情報
マシーネンクリーガーのストーリー
核戦争の荒廃から復旧した29世紀の地球を舞台に、その覇権を争う地球独立政府傭兵軍とシュトラール共和国軍との戦いを描いている。
引用:Wikipedia「マシーネンクリーガー」
マシーネンクリーガーの特徴として、決まった主人公やメインとなる固有の機体がないというのがあります。
で、傭兵軍とシュトラール軍が地球や月、宇宙で覇権争いをしていると。
のちに人工生命体みたいなものも出てきますが、漫画とか映画のような流れはあまりなく、短編小説あるいはオムニバス形式の挿話がたくさんあるようなイメージです。
この辺はアニメで例えるなら明確な主役機のあるガンダムより量産機のボトムズに近い感じでしょうか?
上記の大きな流れの中で各機体と登場人物が織りなすオリジナルストーリーや機体開発のいきさつなどがプラモデルの箱や塗装カード(プラモデルに付属していることがある塗装パターンが記載されたカード)に書いてあります。
ホビージャパンにSF3Dの名前で記載されていた当時は横山宏先生のもとオリジナルストーリーをからめた連載となっていました。
(ワタシは当時のことは全く知らないので復刻版の本を買って読みました。)
原作者は横山宏
日本を代表するイラストレーター、モデラー横山宏。
(ふだんは「先生」とお呼びしているのですが、ここでは客観的な形で記載します。)
ワタシが思うに横山デザインの魅力は
・曲面や曲線の有機的な連続
・レトロ・アナログな雰囲気
・兵器としての実在感
・ちょっと弱そうなメカ
S.A.F.S.やスネークアイなど曲面が魅力的
曲面の連続で構成されるデザインが、メカ物でありながら有機的で美しいです。
メカ物に丸みを持たせるとかわいすぎたり、コミカルになってしまったりするのですが、横山デザインはカッコよさが際立つオリジナリティがあります。
たとえばS.A.F.S.スーツ系スネークアイなどのボディラインやクレーテの砲塔などはどの角度から見てもカッコいいですし、お気に入りのアングルをみつけるのが楽しいです。
どこか懐かしい雰囲気のあるレトロ・ヴィンテージ感
アナログ感のあるデザインは、機械でありながらどこか遊びを感じさせる雰囲気があります。
ガンスやノイスポッターなどクラシカルなSF映画を思わせるようなレトロ感にあふれています。
機能美という言葉がありますが、むしろ様式美的なものを感じさせてくれて、それが既視感(デジャヴ)をもたらすのではないかと思います。
どこかにありそうな、かつてあったような兵器感
むき出しのケーブルやコード、ボルトやリベットといったディテールが要所に配置さていて、兵器としての実在感や製造過程を想像させてくれます。
こうした示唆的な部分がオリジナルデザインに改造や手を加えるモチベーションとなってより楽しみをもたらしてくれます。
弱点がありそうな機体デザイン
環境や運用方法に特化したデザインはツッコみ待ちかなと思うほど、弱点がありそうな機体になっています。
クレーテは大きい砲塔とアンバランスな細く長い脚が特徴的です。
機関部もむき出しで、被弾したらすぐやられちゃいそうですが、これこそが魅力で目を離せないデザインだと思います。
マシーネンクリーガーを彩るコンテンツ
なにはともあれプラモデル
マシーネンクリーガーのメインコンテンツといえばプラモデル。
初めて作ったプラモデルがマシーネンだったワタシとしては、これから始める方にも試行錯誤が楽しいので、ぜひ一度プラモデルを手に入れて作ってみてほしいですね。
スケールは1/20、1/35がメインでWAVE、ハセガワ、海洋堂などから発売されています。
1/20は単体で作るのに手ごろなサイズで種類も多くおすすめです。
1/35は小さいですが、代表的なタミヤのMMシリーズ戦車や装甲車などと同じスケールなのでジオラマで絡めたりして現実世界とのクロスオーバー的に楽しむのもありだと思います。
個人的には、1/12や1/16などビッグスケールのプラモデルも欲しいですね。
マシーネンは塗るのが好きという方も多いと思うので、塗る面積が大きいビッグスケールは非常に魅力的です。
先日開催されたMa.K. tamagawa meeting #10でマックスファクトリーのMAX渡辺社長に僭越ながら
「マシーネンクリーガーのビッグスケールが欲しいでっす!」と直談判してしまいました。
S.A.F.S.のボディシェルの大きいヤツ欲しくありません?
マシーネンクリーガーの完成品もあるぞ!
作るのは自信ないけどマシーネンクリーガーは好きという方には完成品もあります。
プラモデルほどのラインナップはないもののかつては1/12クレーテがありましたし、1/16グスタフ、ファイアボール、カウツなどもありました。
海外メーカーの核誠治造、3A TOYS
国内だと千値練 (センチネル)、マックスファクトリーなどです。
完成品を上から塗り直しちゃうリペイントで遊ぶのももアリですね~。
マシーネンクリーガー再販の壁
いろいろなアイテムが発売されているマシーネンクリーガーですが、入手が困難になっているものも少なくありません。
プレミア価格になっているものもあり、ご購入の際は定価との兼ね合いなども見ながら慎重に決めてください。
どうしても欲しいアイテムは多少無理をしてでも手に入れたいのがファン心理ですから、もしみつけたら買っちゃいますよね。
ワタシも買っておけばよかったと後悔しているアイテムがいくつもあります。
プレミア価格で購入も良し!
気長に再販を待つも良し!
マシーネンクリーガー関連書籍
プラモデルを作るときの指南書としては横山宏Ma.K.モデリングブックvol.1・vol.2がおすすめです!
(vol.1は中古しかないみたいですね。まさか絶版…?)
作り方や作例が大変参考になるのと、失敗したらそれも味にしちゃえ的マインドが作る時の気持ちをとても楽にしてくれます。
きっとこれから、初めてプラモデルを作ろうかなという方は失敗が一番怖いと思うのですが、失敗なんて当たり前でそこからどう楽しむかっていう遊び方を教えてくれます。
フィギュアの存在も欠かせない!
マシーネンクリーガーには決まった主人公、登場人物がいないと書きましたが、そのおかげでいろいろなタイプのフィギュアと合わせられます。
いい意味で、ゆるゆるな世界観のマシーネンクリーガーは、フィギュアの服装、性別、年齢を問わず機体と合わせられるフトコロの深さが魅力です。
BRICK WORKSさんやLOVE LOVE GARDENさん、ハセガワなんかも個性的なフィギュアを出してくれています。
ぶっちゃけスケールが合っていればなんでもいいです。
また、わざとスケールを外したものを使った作品もあったりしてマシーネンクリーガー×フィギュアはホントに見ていて飽きません。
最近は、からめるフィギュア探しの方がメインな感じで
ガレージキットがアツい!
フィギュアもそうですが、マシーネンを語る上で外せないのがガレージキット:ガレキですね。
ガレキの定義も変化し続けていますが、一般にはレジンなどを使用した少量生産の手作りのキットのことです。
が、最近は個人でプラモデルキットを作っちゃう方もいるし、3Dプリンター商品もあるし、大手がレジンキットでガレキ的な商品を出したりしているのでどんどんボーダーレスな感じになっていてで楽しい限りです。
ニッチだったりマニアックだったりといった機体やフィギュアを誰かが作って量産してくれるのはホントにありがたいです。
ガレージキットを作ると模型作りが上達した気分にもなれますしね。
マシーネンクリーガーのバンド・デシネと漫画
横山宏氏のイラストレーターとしての本領発揮なバンド・デシネが存在します。
※バンド・デシネは、フランス・ベルギーなどを中心とした地域の漫画のことである。略称はB.D.であり、バンデシネとも呼ばれる。 「bande dessinée」の名前は、「描かれた帯」という意味のフランス語に基づく。意訳すれば「続き漫画」であり、英語では「comic strips」に相当する語である。
Wikipedia:バンド・デシネより
実はワタシは読んだことがないのですが、イラストから入る方もいらっしゃるだろうと思い紹介させてもらいました。
他にも妖刀定光氏の魔道戦記Ma.K.があります。
誰か絵の上手い人、同人誌とか作ってください!
マシーネンクリーガー映画化の可能性も?
マシーネンクリーガーのハリウッド映画化のお話も実際にあったようです。
ハリウッド映画の仕組みをよくわかっていないのですが、横山先生のお話をうかがった感じでは、映画化の権利を買った映画会社が契約期限内に映画を作るかどうかを判断して、プロジェクトを実際に進めるか否か決めていくようです。
ハリウッド映画化されたら最高でしたね〜
マシーネンクリーガー生みの親 横山宏先生
Kow Yokoyama 横山宏先生とは!
1982年ホビージャパン掲載のA.F.S.からマシーネンクリーガーの歴史が始まります。
Wikipediaに凄く詳しく書いてあるのでご参照下さい。
(ウィキを書いた人複数いるんだろうけど詳しくて凄いね)
ここでは横山先生に実際にお会いしたことがある不肖のワタクシが横山先生について書きたいと思います。
第一にサッカー好きです!
模型情報じゃなくて恐縮ですが、この記事執筆時もプレイヤーとしてサッカーを楽しんでらっしゃいます。
同年代はもちろん引きこもりのモデラー達が束になっても敵わない体力をお持ちだと思います。
先生のサッカーふくらはぎが盛り上がっていてスゴイ!
気さくすぎる!
実際にお会いしてお話をうかがうと大変気さくで楽しい方です。
いつぞやホビーショーでご一緒させていただいたときも話が尽きず次から次へ飛び出す含蓄あふれる名言にやられっぱなしで大変楽しかったです。
恐る恐る話しかけてあまりにもフランクでかえって恐縮してしまうというファンあるあるですね。
天才を理解しようとしてはいけない
これは先生がブッ飛んでいるとかムリめというのではなくて、凡人のワタシなんぞはとりあえず先生の言うことを聞いておけば間違いないと思っているということです。
展示会などで先生がサラッと教えてくれることが、凄く的を得ていて長らくの指標になることがままあるんですね。
それを胸に模型を作っていくと上達も早い、というか失敗を気にしなくなる感じですかね。
(それでも部品が折れたりするとへこみますけどね)
マシーネンクリーガーの情報、横山先生の動向などはFacebookをご覧下さい。
今はプライベートグループになっているので承認されないと入れないと思いますが、ぜひ申し込み?をしてめくるめくマシーネンクリーガーの世界に足を踏み入れてください!
みんなでマシーネンクリーガーを楽しもう!
テレビやアニメ、映画などのメディア展開がほとんどないにも関わらず、1982年から根強く続くマシーネンクリーガー
もはや模型界のサザエさん、いやドラえもん、徹子の部屋!
王道進化をし続けています。
まだマシーネンクリーガーに触れていない方も今はガチャ―ネンなどお手軽に作れるマシーネンもありますし、ぜひ何かマシーネンクリーガー関連の品物をお手に取っていただいて一緒に楽しみましょう!
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