今回はマシーネンクリーガービギナーの方のために、小技を交えてご紹介しようという製作記となっております。
⓪ ボックスアートを愛でる
製作するキットはコチラ
S.A.F.S. Mk.III A8/R8
S.A.F.S.は「Super Armored Fighting Suit:スーパーアーマードファイティングスーツ」の略称です。
まずは箱絵:ボックスアートを眺めてどんな風に作って塗るか、夢想します。
このときがある意味1番楽しいかもしれない
S.A.F.S. Mk.III A8/R8
WAVE HPより
●価格:¥4,400(税込) ●2023年2月発売■プラスチックモデルキット
■1/20スケール
■接着剤不要のスナップフィットタイプ
■マーキングデカール付属
■登場作品:マシーネンクリーガー
■製品コード:MK-020
シュトラール軍の戦闘装甲スーツに対して優位性を失い、出力の増加と重装甲の追加が必要となった「S.A.F.S.」。エンジンをボアアップし、ボディ前面、後部機関部を装甲で覆った「S.A.F.S.Mk.III A8/R8」
WAVE HPより
箱やHPからどんな機体なのか、フムフム(死語)と名探偵ばりに情報をインプットします。
で、この機体は簡単に言っちゃえば
S.A.F.S.の装甲追加・出力アップバージョン
ということだなーとなります。
ちなみにエンジンのボアアップというのは、
シリンダーの口径を太くして排気量を増やす=出力向上
ということらしいです。
バイクではけっこうメジャーな改造方法みたいです。
S.A.F.S.ってエンジンで動いとるんかい!と思いながら次へ
①洗浄の儀 ランナーを洗ってテンションを上げる!
洗ってるところを撮影するのを忘れてしまいました。
動画は撮影しましたので、YOUTUBEの方には漬け置き洗いしてるところも入れておきます。
② 組立は”ほぼ”説明書通り進めます
ワタシの場合、プラモデルの組み立てはほぼ説明書通りです。
事前に手を入れる(改造する)場合もありますが、大体そのまんま作ります。
それからいじりたいところがあれば、後で工作していく感じですね。
それでも少しこだわりたいところやちょっと難しそうなところは事前に取り上げていきます。
とりあえず行けるところまで進めます。
A8/R8らしいボディパーツ
装甲追加版の機体なので、ボディパーツに一体成型で装甲が追加されています。
で、少しやすった跡があるのはここにパーティングラインがあったためです。
きれいに入っていたのでモールドかもしれないと思わず箱絵を見返しました。
セラカンナできれいに落とせました。
デザインナイフでもカンナ掛けできるんですが、
不器用な私はデザインナイフだと
刃が「ガ、ガ、ガ…」と引っかかって汚くなっちゃうので、セラカンナ重宝してます。
パーティングラインを消したいけれど
余計なところは削りたくないって時に便利です。
ワタシが使ってるのは造形村のものですがガイアノーツのが手に入りやすそうなので載せときますね。
③合わせ目消し それはプラモデルの宿命なのか
合わせ目はやっぱり消したいのがモデラーのサガ
合わせ目を消さないで、
溶接後みたいな演出もアリだと思いますが、
それってかえってむずかしそう…
というわけで素直に合わせ目消しします!
パテも面倒くさくて、なるべく使いたくない無精者のワタシとしては、合わせ目は極力接着剤で消します。
パテでいろんなもの作ったり、改造する人スゴイです。
で、上の画像は、接着剤で合わせ目を消しちゃおうの途中です。
ま、中級モデラーさんならフツーに知ってるのかもしれませんが、これから始める方は知っておくとプラモ作りが超絶楽になるので一応書いておきます。
①パーツを成形:ヤスリ掛けとかして組立だけすればいい状態にしておく。
②仮組み:パーツ同士がちゃんと組めるか軽く合わせてみる
③ダボ穴に流し込み接着剤を垂らしとく:こうするとパーツがヌルッと奥まで入る
④合わせ目をほんの少し開けておいて流し込み接着剤を毛細管現象で合わせ目に流入させる。
⑤合わせ目にまんべんなく接着剤が行き渡ったらパーツ同士を完全にくっつける
⑥ぎゅっと力を入れたまましばらく待つ
⑦目玉クリップなどでパーツを固定する
なんだかいっぱい工程があって大変そうですが簡単です。
このはみ出しているプラをやすって滑らかにしたら合わせ目消えます。
溶かす系の接着剤でやると同じ素材で合わせ目消しをすることになるので、よりツライチ感が出ますね。
塗装するので多少のやすり跡は気にしない。
合わせ目を削っているとあるあるがモールド浅くなる問題
以前はどうしたらいいのかわからなくて放置してたんですが、スジボリすればいいと教わりまして、最近は掘り起こしをしております。
ワタシが使用しているのはファンテックというメーカーのスジボリカーバイトです。
先端が彫刻刀の平刃みたいになっていて、一定の幅の溝を彫ることができます。
WAVEのマシーネンクリーガーだと大部分のスジボリは0.3mmでイケる感じです。
もちろん場所によっては、モールドがもっと細いところや太いところもあるので、0.1mmとかも用意してます。
この刃をピンバイスの柄に取り付けて使ってます。
ピンバイスも説明書をよく読むと径の違うチャック(取り付け口)が内蔵されてますので、使ってみてください。
セラカンナと同様にあんまり力を入れずに刃を寝かせてなぞるくらいの感じで何度もやった方がきれいにできますね。
ちなみにワタシはスジボリが苦手で何度も脱線してしまいます。
④ポリキャップを塗装してみる
最初に言います。
ポリキャップは組立前に塗装しない方がいいです。
ま、ケースバイケースというのは世の常ですが、今回初めて先に塗装してみたら、
塗料の厚みで組み立てがやりづらくてしょうがなかった。
というわけで、組立後に塗った方がいいです。
次からは後塗りにするつもりです。
Q.どうして先に塗っっちゃったの?
A.ポリキャプに塗料がノリづらいから
ポリキャップってポリエチレンという素材でできているらしいのですが、これがプラモデル用塗料では定着しない=塗装ができない≒しづらいんですね。
塗っても後からぽろぽろはがれてきちゃう。
ワタシは結構、厚塗り派なのでなんとかなっちゃうんですが、それでも塗りづらい。
ポリキャップがある場所もたいていは可動部分で奥まったところにありますしね。
で、先に塗ったら計画的でモデラー感あるよな~
と思いましたが、大間違いでした。
(とりあえず、今回に関しては)
ま、塗れるには塗れたので一応記録を。
ポリキャップにいきなり塗料は乗りづらいので、金属用下地であるMr.メタルプライマー改を先に塗って下地を作りました。
プライマーで濡れて少し光沢感が出てます。
Mr.メタルプライマー改を30分くらい乾かして、ラバーブラックを吹きました。
塗装できました。
A8/R8ボディ組み立て完了!
できました。
手足はまだですが、とりあえずボディの組立完了。
うんうん、良さそう。
というわけで、次回に続きます!
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